資産家九条麗子の財産譲ります詐欺グループを一斉逮捕

uriage

2015年3月25日に、出会い系に絡んだ詐欺グループメンバーが一斉逮捕された。

その手口は以下のとおり。

まずスパムメールを大量に送信。
そのメールの内容は、資産家九条グループの令嬢「九条麗子」を名乗り、7000万円をあなたに譲りますというもの。

そして自社で運営する出会い系サイトに誘導し、逆に「登録料」や「他にも候補者がいることによる優先権」として電子マネーを要求していたという。

典型中の典型の詐欺スタイルじゃないか……

こんなのに今どきひっかかる人いるの??と思う人も多いだろう。
しかし、上の写真を見てほしい。

驚くほど売り上げている、つまり、騙されている人が多いということ。
ざっと見るだけでも、6サイトで1ヶ月に4400万円以上稼いでいる!

逆に言うと、ひっかかる人が多いということは、詐欺グループもなくならないということ。
このサイトを訪れている人は大丈夫だとは思うが、世の中そういうものだということを如実に教えてくれる事件だった。

回収業者って何なの?

不正な請求をされた時に話題に出てくる「回収業者」。
迷惑メールの送り主がこの「回収業者」だったりすることもありますよね?
果たして本当に存在して、彼らに正当に請求する権利はあるのでしょうか。

ここで言う「回収業者」は、本来は「債権回収会社」のことを指しています。
「債権回収」とは(ちょっと難しくなりますがしばしおつきあいください)弁護士以外の者が委託を受けて、法律事件に関する法律事務である特定金銭債権の管理及び回収を行う営業又は他人から譲り受けて訴訟、調停、和解その他の手段によって特定金銭債権の管理及び回収を行う業務のことをいいます。

ポイントとなるのは、法務大臣が許可した債権回収会社でなければ債権管理回収業を営むことはできないということです。
さらに言うと、法務大臣の許可した債権回収会社が、出会い系サイトやアダルトサイトの(多くても数万円といった)少額の利用料の回収することは通常ありえません。

そもそも、架空請求に関しては全く支払う義務がないので、ここでは、その話題には触れません。

しかし、架空ではなく、まっとうに出会い系サイトを利用して、お金が払えなくなった場合に登場する「回収業者」も実は存在するのです。
正当な請求を利用者が無視して延滞した場合などに出会い系サイト側が言ってくる「回収業者に依頼します」の「回収業者」です。

ここで言われる「回収業者」「債権回収代行業者」「回収員」等は、上で説明した「債権回収会社」を指すものではなく、単なる「請求代行業」と考えたほうがいいでしょう。
つまり、借金して延滞したときとかに良くでてくる取立て屋です。

まあ、本当に利用したなら、取り立て屋が出てくる前に払ったほうがいいですね。逆に、利用していないなら、断固として支払は拒否し、消費者センターや警察に相談しましょう。一人で悩んでいても解決しないですし、恥ずかしがる必要は一切ありませんから。

出会い系サイト規正法について知っておこう

出会い系サイトを利用する上で、「出会い系サイト規制法」は知っておかなくてはなりません。
さもないと、自分が犯罪者になってしまうかもしれませんからね。

平成15年に制定された「出会い系サイト規制法」(正式名称は「インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律」)。

出会い系サイトの利用に起因した被害・トラブル・犯罪が制定後も多発し、平成20年に、出会い系サイト事業者に対する規制の強化等を図る改正が施され、平成20年12月1日から改正法が施行されています。

この法律の目的は、インターネット異性紹介事業、すなわち出会い系サイトを利用して未成年(厳密には、18歳未満)が性交等の相手方となること、ひいては児童買春の発生を防止しようとするところにあります。

要は、18歳未満に手を出しちゃダメよって話です。

なお、法律を詳しく読んでいくと、対象となる「性交等」の定義が書いてあります。興味深いのでここにも記しておきますね。

性交若しくは性交類似行為をし、又は自己の性的好奇心を満たす目的で、他人の性器等(性器、肛門又は乳首をいう。以下同じ。)を触り、若しくは他人に自己の性器等を触らせることをいう。

ワンクリック詐欺

出会い系サイトで一番有名な詐欺がこの『ワンクリック詐欺』です。
利用者の被害報告も多く、年々増加傾向にある悪質な詐欺行為です。

具体的にどういった悪徳な詐欺行為なのか説明していきます。

ワンクリック詐欺とは『入場ボタンや認証ボタン、またはページを移動するだけで有料コンテンツに入会させられてしまう詐欺』のことを言います。被害は主にアダルトサイト、出会い系サイトでの被害が大多数です。
しかし、最近では、さまざまなジャンルのサイトでも被害が報告されるようになってきています。

ワンクリック詐欺とういう名前の由来は、ボタンやアドレスなどを『ワンクリック』するだけで入会させられてしまう事から『ワンクリック詐欺』と呼ばれるようになった経緯があります。

基本的にワンクリック詐欺の対処方法として『無視することです。
また、法律の観点から話すと、インターネットで契約を成立させるためには、下記の内容を満たす必要があります。

  1. 事業者は購入前の画面でその契約が有料であることを明示。またその契約に幾らの料金が必要かも明示する。
  2. 事業者は、申込みボタンを押した後に、有料契約を結ぶことの確認画面を設置し、契約に同意できない消費者のために、キャンセルできるようにする。
  3. 上記条件を満たした上で、契約が成立したことをお知らせするメールなどを消費者に送信した時点で、契約が成立。

上記の3つの条件を満たさないサイトとの契約は法的には無効となります。無視しておけば問題ありません 。
どんなメールがきても無視するもしくは、消費者センターに相談してください。

そして、ワンクリック詐欺の特徴であるIPアドレスですが、IPアドレスによる個人の特定は不可能です。たしかにサイト管理者はアクセス元のIPアドレスを知る事ができます。
しかし、貴方がネット上でなんらかの犯罪を犯し警察が貴方の使っているプロバイダーへ情報開示を求めた場合、個人を特定する事ができますが、悪徳業者が貴方のIPアドレスをプロバイダーに情報を求める事はできませんので安心してください。
業者が連絡をした時点で業者自身が捕まります。

ツークリック詐欺

最近では、ワンクリック詐欺が横行したことにより、ユーザーも警戒するようになっています。
しかし、悪徳業者はあきらめません。そこで、出てきたのが「ツークリック詐欺」です。

ツークリック詐欺の最大の特徴は、ワンクリック詐欺では電子消費者契約法に基づいていない為、支払わないでも問題ないと説明しましたが、ツークリック詐欺では電子消費者契約法に基づき契約内容を明示しています。
しかし、慌てないでください。多くの場合、支払い義務はありません。

被害者は、一般的なワンクリック詐欺とは違いポップアップによる確認が出てきたため、支払う必要があると勘違いしがちですが、支払わないで良い可能性が高いです。
明らかに相手を騙しいれる事を狙い業者は作製している事は確実ですが、実際業者側の詐欺を証明する事はできません。しかし『錯誤無効』を主張する事ができます。

では、錯誤無効とは?簡単に説明していきます。
契約の内容の重要な部分について、錯誤(勘違い)があり、勘違いだとわかれば、普通に考えて契約しないようなときは、その契約は無効となります。ただし、錯誤をしたものに重大な過失があったとき(注意を著しく欠いていたとき)は無効を主張できませんので注意してくださいね。
普通に考えてこの有料コンテンツのサービスを申し込むと思っていない限りこの契約は相手側に過失があり契約は成立しません。逆にワンクリック詐欺であろうとツークリック詐欺であろうと有料サービスを申し込むつもりでクリックした場合は支払う必要があります。

電子消費者契約法では、契約関係が結ばれることを前提に作られています。クリック自体が契約の申込みと認められる可能性が低い以上は、電子消費者契約法の適用は関係なく、契約は元から成立しないって考えるのが一般的です。
ツークリック詐欺もワンクリック詐欺と同じく放置、無視するのは一番の対処法なのです。
そして、出会い系を利用する際にはこういった類の詐欺があることを頭に入れ、注意しながら利用してください。