ワンクリック詐欺

出会い系サイトで一番有名な詐欺がこの『ワンクリック詐欺』です。
利用者の被害報告も多く、年々増加傾向にある悪質な詐欺行為です。

具体的にどういった悪徳な詐欺行為なのか説明していきます。

ワンクリック詐欺とは『入場ボタンや認証ボタン、またはページを移動するだけで有料コンテンツに入会させられてしまう詐欺』のことを言います。被害は主にアダルトサイト、出会い系サイトでの被害が大多数です。
しかし、最近では、さまざまなジャンルのサイトでも被害が報告されるようになってきています。

ワンクリック詐欺とういう名前の由来は、ボタンやアドレスなどを『ワンクリック』するだけで入会させられてしまう事から『ワンクリック詐欺』と呼ばれるようになった経緯があります。

基本的にワンクリック詐欺の対処方法として『無視することです。
また、法律の観点から話すと、インターネットで契約を成立させるためには、下記の内容を満たす必要があります。

  1. 事業者は購入前の画面でその契約が有料であることを明示。またその契約に幾らの料金が必要かも明示する。
  2. 事業者は、申込みボタンを押した後に、有料契約を結ぶことの確認画面を設置し、契約に同意できない消費者のために、キャンセルできるようにする。
  3. 上記条件を満たした上で、契約が成立したことをお知らせするメールなどを消費者に送信した時点で、契約が成立。

上記の3つの条件を満たさないサイトとの契約は法的には無効となります。無視しておけば問題ありません 。
どんなメールがきても無視するもしくは、消費者センターに相談してください。

そして、ワンクリック詐欺の特徴であるIPアドレスですが、IPアドレスによる個人の特定は不可能です。たしかにサイト管理者はアクセス元のIPアドレスを知る事ができます。
しかし、貴方がネット上でなんらかの犯罪を犯し警察が貴方の使っているプロバイダーへ情報開示を求めた場合、個人を特定する事ができますが、悪徳業者が貴方のIPアドレスをプロバイダーに情報を求める事はできませんので安心してください。
業者が連絡をした時点で業者自身が捕まります。

ツークリック詐欺

最近では、ワンクリック詐欺が横行したことにより、ユーザーも警戒するようになっています。
しかし、悪徳業者はあきらめません。そこで、出てきたのが「ツークリック詐欺」です。

ツークリック詐欺の最大の特徴は、ワンクリック詐欺では電子消費者契約法に基づいていない為、支払わないでも問題ないと説明しましたが、ツークリック詐欺では電子消費者契約法に基づき契約内容を明示しています。
しかし、慌てないでください。多くの場合、支払い義務はありません。

被害者は、一般的なワンクリック詐欺とは違いポップアップによる確認が出てきたため、支払う必要があると勘違いしがちですが、支払わないで良い可能性が高いです。
明らかに相手を騙しいれる事を狙い業者は作製している事は確実ですが、実際業者側の詐欺を証明する事はできません。しかし『錯誤無効』を主張する事ができます。

では、錯誤無効とは?簡単に説明していきます。
契約の内容の重要な部分について、錯誤(勘違い)があり、勘違いだとわかれば、普通に考えて契約しないようなときは、その契約は無効となります。ただし、錯誤をしたものに重大な過失があったとき(注意を著しく欠いていたとき)は無効を主張できませんので注意してくださいね。
普通に考えてこの有料コンテンツのサービスを申し込むと思っていない限りこの契約は相手側に過失があり契約は成立しません。逆にワンクリック詐欺であろうとツークリック詐欺であろうと有料サービスを申し込むつもりでクリックした場合は支払う必要があります。

電子消費者契約法では、契約関係が結ばれることを前提に作られています。クリック自体が契約の申込みと認められる可能性が低い以上は、電子消費者契約法の適用は関係なく、契約は元から成立しないって考えるのが一般的です。
ツークリック詐欺もワンクリック詐欺と同じく放置、無視するのは一番の対処法なのです。
そして、出会い系を利用する際にはこういった類の詐欺があることを頭に入れ、注意しながら利用してください。

悪質な出会い系サイトに誘導するサクラの手口

出会い系サイトにサクラはつきものです。
登録の際に身分証明を必要とするようなサクラがいる心配がない出会い系サイトも存在しますが、そのようなサイトの数は少ないです。
基本的に出会い系サイトはサクラの巣窟であり、面倒を感じて手間を省くようなことをして登録したサイトにこそサクラは多く潜んでいます。
そして、サクラの手口は段々と巧妙なものになってきているので注意が必要です。

  • 最新の手口1:出会い系サイトやそれ以外のサイトのポイントをプレゼント
    唐突に女性(?)から「あなたに○○ポイントを付与します(差し上げます)」というメールが送られてきます。
    その後、別の人から「(あなたに)ポイントをプレゼントした女性が料金未払いで退会した。かわりに譲渡されたお前が払え」等々、ポイント関連は豊富な話術が続々登場しています。
  • 最新の手口2:身体障害者を装ったメール
    「私は○○○という病気で3年ほど家から出ていません。どうか話し相手になってくれませんか?」と身体障害者を装ったメールが届きます。
    同情を引いてメールでのやり取り(=ポイント消費)を長引かせる作戦です。
  • 最新の手口3:GREEやMobage、mixi(SNS)からの勧誘メール
    一般のサイトから携帯宛に直接メール(直メ)が欲しいという連絡が来て、指定されたアドレスにメールすると、この携帯は職場用で個人携帯にはフィルターがかけられて直メできないため、○○のサイトにアクセスして欲しいと言われて悪質な出会い系サイトへ誘導する手口です。
  • 最新の手口4:退会すると後払い料金が発生する
    登録していない出会い系サイトから退会フォーラムの案内が書かれたメールがきて、そのフォーラムのURLにアクセスすると「後払い料金発生」と表示される手口です。

このほかにも様々な手口があるので出会い系サイトを利用する際には十分に気を付けてくださいね。

悪質な出会い系サイトからお金を取り戻したい

サクラによる被害も含めて、悪質な出会い系サイトから不当な請求をされて支払ったお金を取り戻すのはほぼ不可能です。この事実は様々なTV番組や雑誌でも言われていることなので、騙されたと思ってもそのまま泣き寝入りする人がほとんどです。
クレジット会社や銀行も払ってしまったお金に対してはキャンセルできませんし、そもそも個人レベルでは悪質な出会い系サイトから受けた不当な高額請求の返還交渉に応じる訳がありません。

多くの人も悪質な出会い系サイトに騙された場合、少額だったら「授業料だと思って……」と諦めるという統計結果が出ています。
しかし、そのだまし取られた金額が高額だったらどうでしょうか。当サイトのトップページにも書いてますが、中には4000万円を騙し取られた人もいます。このような高額の場合でも諦めるしかないのでしょうか。

こういった時は専門家に相談しましょう。最近では悪質なサイト、サクラからの被害を専門に取り扱っている人も増えてきています。また、こういったところのほとんどが最初の相談料は無料なのでダメもとでもまずは話をしてみるのが心情的には良いのではないでしょうか。
このとき弁護士である必要はありません。法改正に伴って認定を受けた司法書士は簡易裁判所において弁護士と同等の発言権を持つようになったからです。
なので「サクラ被害にあったけど弁護士に相談するほどでは……それにお金ないし……でも、泣き寝入りするのは嫌!」という場合には是非、専門家に相談してください。

悪質な出会い系サイトからの取り立てトラブル

万が一、ワンクリック・ツークリック詐欺や二重登録詐欺に引っかかってしまい、架空請求の通知が引っ切り無しに来る場合の対処法を紹介します。

  • 悪質出会い系サイトに知られているのはメールアドレスのみ
    この場合、請求メールを受信禁止にして無視を続ければ大丈夫です。メールアドレスから住所や職場、本名が特定されることはまずありません。
    出会い系サイトから脅迫メールが来るかもしれませんが、無視し続けてください。
    興信所を使って身元を調べられることもありませんので、安心してください。
  • 悪質出会い系サイトに知られているのは電話番号とメールアドレス
    電話番号を知られていることが厄介なので、変更が可能であれば一度解約して再度契約してください。
    このときauであれば解約なしで電話番号を変更することができますし、ドコモでは特定の電話番号からの着信禁止・非通知からの着信を拒否することができます。
  • 悪質出会い系サイトに住所も知られている
    サイトからの取り立てが過激でない場合は無視してください。
    もし取り立てが過激な場合、警察の窓口か消費者センター、出会い系サイトの詐欺に詳しい専門家に相談してください。
    ただし、警察は民事不介入のため実害がない場合は弁護士への相談をすすめられることが多々ありますので注意してください。